絵本との出会いを通じて、子どもたちの心を育む手助けができればと、全国の小学校に絵本寄付の活動「かもめ文庫」を2009年にスタートさせました。「幸せになれるかも」「笑顔になれるかも」そんな想いを込め、全国の小学校に絵本を贈り届ける活動を行っています。
文字サイズ
ケータイ・スマホやインターネットなどの情報社会において、様々な問題が起こっています。
それらは、大人だけの問題ではなく、むしろ子供たちに大きな影を落とし始めてい るのが現状です。
私たちは、それらに警鐘を鳴らすだけでなく、子供たちが将来情報文化の中で生き ていくための土台となる「心」を育てることが、とても大切なのではないかと考えて います。
そして、その最適な方法の一つとして、絵本を読むことを推奨し、全国の小学校に絵 本を届けているのです。
一冊でも多くの絵本が子供達の胸に響くことを願い、そしていつか子供達が大人 になった時、心の中に降り積もった淡雪が心やさしい雪だるまになってくれることを 夢見て、活動を続けています。
この情報社会において、絵本寄付活動は未来を担う子供たちに、多くのものをもた らしてくれると考えています。
絵本の世界を一緒に体験することで、大人と子供の繋がりは、より一層深くなるのです。
絵本は淡雪のように、静かに心の中に降り積もります。
しかし、消えることなく心の奥に、いつまでも残っていくものです。
一冊の絵本から、人として健やかに優しく生きていくために大切なことを、絵本のお話を聞きながら、自然に身につけていけるのです。
一冊の絵本から様々な想いや風景が広がります。
それはそのまま、絵本を一緒に読んだ人たちとの、共通のアルバムになるでしょう。
絵本を読んでもらうことで、日常にはない不思議な世界と出会えます。
絵本を読んでくれる大人からの愛情を、肌身で感じられます。
そんな絵本を子供たちに届け、絵本との出会いを通じて、子供たちの心を育む手助けができればと、私たちは考えています。
相手を思いやる気持ちは、あらゆる場合にその人の優しさを物語ります。
将来、
「お互いが、お互いを思い合える人になって欲しい」
このような願いを込めて、絵本を届けています。