私たちJKKは、情報モラルの啓発活動を行っています。その土台は、子どもたちの心を育むことと考えています。情報モラルを子どもたちに伝える上で、何が大切なのでしょうか?子どもたちに情報モラルを伝える上で根底となるものは「心」であると考えています。
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アンケートによると、子供が悩みを相談する相手の1位は、
友達・先輩となり、親という答えをはるかに上回ります。
この傾向は、年齢が上がるほど顕著に表れ、その理由として
「説明が面倒臭いから」「親が解決できると思わない」
「使っているサイトを知られたくない。見られたくない」と続きます。
(ネットスター 第八回「家庭でのインターネット利用実態調査」より参考)
人は悩みを相談するとき、その分野について自分より詳しい人に相談します。
常々、子供に「ケータイ・スマホのことはわからない」と言っていたら、
子供はネットトラブルに巻き込まれたとき、親に相談してくれるでしょうか。
分からない人に相談しても仕方ない、という気持ちもどこかにあることは、間違いありません。
しかし、親がネットトラブルの全てを解決する知識を持たねばならないわけではありません。
物事の善悪や真偽を判断する力は、大人の方が格段に優れているのですから、
親は相談できるサービスや団体があることを知り、適切に活用できればよいのです。
普段から、子供を観察し、
「家で友達のことを話さなくなった」「食欲がない」「眠れないようだ」
「ケータイ・スマホを手放せなくなった」など、いつもと違う様子があれば、さりげなく聞いてみてください。
そして、もし問題があれば、どうすればよいのか、
どこに相談すればよいのかを、普段から考えておく必要はあるでしょう。
相談機関はこちらを参考
親には子供より経験や知恵があります。
子供がネットトラブルの被害者にも加害者にもならないように、
その経験や知恵をフルに活用し、子供を守ってください。
そのためにも、「ケータイ・スマホのことはわからない」などと目をそらすのではなく、
子供と一緒になって学ぶ、という姿勢も大切なのかもしれません。
ケータイ・スマホを通じて、親子のコミュニケーションが増えたら、素敵なことですから。