私たちJKKは、情報モラルの啓発活動を行っています。その土台は、子どもたちの心を育むことと考えています。情報モラルを子どもたちに伝える上で、何が大切なのでしょうか?子どもたちに情報モラルを伝える上で根底となるものは「心」であると考えています。
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ケータイ・スマホの家庭ルールをしつけの一面として考えてみましょう!
ここでいう「しつけ」とは、子供たちが将来自立できるように、道徳やルール・礼儀を教える ということです。
子どもが興味を示すケータイ・スマホを入り口にして、様々なことを教えるきっかけを作りましょう。
そうすることによって子どもは、金銭感覚を養ったり、マナーを学んだり、と同時に、時間を管理できるようになるでしょう。(例:9時からテレビを見たいからそれまでに宿題を終わらせよう)
上手に利用することで、達成感、満足感を味わうことができるのです。
親から一方的に押し付けられたルールは、長続きしません。お互いが納得し、学びが得られるルールづくりが大切です。
相手の気持ち、都合を考えて行動することは大切です。
利用して良い場所、時間帯、状況など、して良いことといけないことをきちんと判断できるようなルールを作りましょう。
ケータイ・スマホを利用して良い時間、利用制限時間などを決め計画性のある生活を送るようにしましょう。
使用時間を考えればおのずと計画性のある行動ができるようになります。
利用限度額を超えなければよい、無料だからよいのではなく、利用時間を決めて使用すること。
毎月支払い明細を見て利用内容をふり返り、携帯電話やスマホの利用方法や目的に対しての話し合いをして意識を高めましょう
インターネットを通じてコミュニケーションを取ることができますが、文字だけで相手に気持ちを伝えることは、意外と難しいものです。
常に受け取る側の気持ちを考えなければいけません。
日本では、小中学校の単元で法律を学ぶ単元はありません。常日頃からニュース等を見て、子供と一緒に話し合う機会を持つようにしましょう。
何がいけないのか、誰にどんな迷惑がかかるのか、どんな責任を負うのか、自覚を持たせることが必要です
子供たちが本来やらなければならないことが(宿題、手伝いなど)ケータイ・スマホ利用によっておろそかになってしまうことがあります。
自分の責任を果たしてこそ権利を有する意味を理解させましょう。
外敵から身を守ることも大切ですが、攻撃されるような言動をつつしむことも重要です。
情報配信の危険と責任を理解させましょう。
間違いを起こしたからといって直ぐにケータイ・スマホを取り上げてしまうルールを設けると子供は問題を隠そうとします。問題は時間が経過すればするほど大きくなる可能性が高まります。
守れなかったからといって、すぐにケータイ・スマホの使用を禁止するのではなく、事態が大きくなる前に、親がに自問自答する機会を与えてみてはいかがでしょうか?
子供も成長段階によって、ルールを変える必要があります。ルールをステップアップさせながら成長に合わせた内容に変更し、学びと安全を得られるように考えましょう。
利用料金制限やフィルタリング契約などは、家庭ルールとは別に「携帯電話を持つ条件」として設けてください。
ケータイ・スマホの家庭ルールは利用方法を規制するものではなく、利用を通じて学びを得るものと捉えてみましょう。